医療事務になるまでの道のりを考える
医療事務になるには、高校か大学を卒業したあとにクリニックや病院に勤めてスキルを磨くか、医療系の専門学校に通って資格を取得するなどの方法があります。未経験でも医療事務を募集している医療機関は多いですが、資格があったほうが就職に有利です。
医療事務になるには、高校か大学を卒業したあとにクリニックや病院に勤めてスキルを磨くか、医療系の専門学校に通って資格を取得するなどの方法があります。未経験でも医療事務を募集している医療機関は多いですが、資格があったほうが就職に有利です。
医療事務の仕事は事務以外にも、患者さんと接する受付対応業務があります。初めて来院した患者さんは、院内に慣れていないので丁寧に受診の流れを説明しなくてはいけません。また、小さなお子さんが居る場合は、優しく話しかけることが大切です。どれも簡単に出来るようで、意識しないと難しいこともたくさんありますので、常に思いやりをもって接するように心がけられる力が求められます。
医療事務の仕事は、患者さんや看護師、医師など多くの人と接する必要があるため、コミュニケーション能力が長けている人が求められます。特に大きい病院ですと、たくさんの受診する科があって働く人の数も多いため、積極的にコミュニケーションを取る必要があるでしょう。
医療事務も近年ではパソコンスキルがないと、仕事に差し支える恐れがあるため注意が必要です。キーボードを使った文字入力はもちろんのこと、マウスの基本操作は最低限できるようにしておかないと、カルテ作成やレセプト業務ができない恐れがあります。採用試験のときにパソコンスキルがあるかどうかは必ず聞かれますので、しっかりとできるようにしておいてください。
医療事務の仕事は、ひとつのミスがとても重大なミスにつながる恐れがあるため、正確性が求められます。なんでも完璧にこなすのは難しいので、間違えたことは二度と繰り返さないようにしっかりと覚えるように心がけましょう。医療事務は事務仕事以外にもたくさんの仕事があるため、サクサクとテンポよく仕事ができるようにするとよいでしょう。
医療事務の主な勤務先は、病院勤務になります。個人・総合病院など、全国至るところに病院はあり、そして必ず各病院で医療事務が求められるため将来性は高いと言えるでしょう。資格を取得しており、医療事務の実務経験があれば結婚・出産で一度仕事から離れたとしても、再就職しやすいですよ。
医療事務の平均給料は、病院勤務の場合は430万円程度、診療所勤務の場合は300万円程度だと言われています。病院と診療所では、年収にして100万円以上異なることがわかります。また、正社員の場合ですと月給が22万円程度であり、契約社員だと月給が19万円程度と少し差があるようです。病院によっては難しい資格を取得している人は、資格手当が出るケースもありますので、就職先を探す際にはぜひ参考にしてみてください。